
鹿児島県の市街地からほど近い場所に位置し、世界有数の活火山である「桜島」。
かつては独立した島であったが、1914年の大正大噴火で大量の溶岩が流出し、大隅半島と陸続きになった。今なお小規模な噴火を頻繁に繰り返しており、鹿児島のシンボル的存在となっている。
今回は、そんな桜島ならではのダイナミックな火山と溶岩の景色、そして噴火の歴史を巡る散策コースを紹介していく。
鹿児島港から桜島までは約15分の船旅。日中は15~20分に1本の船が出ているため、時間を気にする必要はないのが嬉しい。少しずつ大きくなる桜島の姿にワクワクが止まらない。
航路・時刻表をチェック →
写真を撮りながら心地良い潮風を感じていると、あっという間に桜島港に到着。こんなにも街から近いのに、島独特のゆったりとした空気感があるから不思議だ。
広大な芝生と無料の足湯が広がる
港から南西に少し歩き、静かな錦江湾と対岸の街を見渡せる「溶岩なぎさ公園」にやってきた。“足湯”の誘惑を振り切り、その先にある遊歩道を目指す。
日本の遊歩百選にも選ばれている絶景ハイキングコース
足湯を通り過ぎると、「溶岩なぎさ遊歩道」の看板が見えてくる。1914年の大正大噴火で流出した溶岩原の上に整備された全長約3kmのハイキングコース。ゴツゴツとした黒い溶岩と穏やかな錦江湾の絶景を楽しめる。
詳しく見る →かつては“島”だった場所
遊歩道の途中にある句碑や展望所に立ち寄りながら歩くこと約40分。ゴールの「烏島展望所」に到着。噴火の歴史とスケールの大きさに圧倒される。ここからは周遊バスに乗って移動するため、滞在時間は短めに。
周遊バスのコースと時刻表 →火山に最も近づける展望スポット
バスに揺られること約30分。徐々に標高を上げていき、到着したのは「湯之平展望所」。ここからは大迫力の桜島を眼前に、360度の眺望が楽しめる。展望台には軽食やおみやげを購入できる売店もある。次のバスが来る30分間があっという間だ。
再びバスに乗車し桜島港まで戻ってきた。ちょうどお昼時ということもあり、お腹がペコペコだ。オシャレなハンバーガー屋さんやフェリーターミナル内にもカフェなどがあるが、塩気が欲しくて港近くのラーメン屋へ。お腹が満たされたらお土産を買って、帰りのフェリーに乗船。
今回は桜島ならではの景観をめぐるコースを周った。3~4時間ほどの短時間、そしてアクセスの良い西側エリアのみだが、ダイナミックな自然と噴火の歴史を存分に楽しむことができた。
移動手段としては、徒歩と周遊バスを選んだが、路線バスやレンタカーを使ってさらに奥地を周る旅も面白そうだ。
まずは「気軽に桜島の魅力を味わう」という点においては、これ以上ないコースだったのではないだろうか。
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