武寧王生誕の地”加唐島”をめぐる|猫とグルメと絶景

加唐島

玄界灘に浮かぶ佐賀県最北端の離島・加唐島(かからしま)。周囲12kmのこの小さな島は、「ねこの島」と呼ばれるほど猫が多く暮らす一方で、『日本書紀』にその名が記される歴史ある島でもあります。呼子港からフェリーでわずか17分。今回は島を半日かけてぐるりと巡る、グルメ&ハイキングの旅をレポートします。

ACCESS
島へのアクセス
ACCESS METHOD
島へのアクセス方法
フェリー「かから丸」
TIME
所要時間
呼子港~加唐島フェリーターミナル(約17分)
SCHEDULE
スケジュール
行程
日帰り
移動手段
徒歩
TRIP START
島旅のはじまり
DAY 01
加唐島をハイキング
01

 11:00 呼子港

呼子朝市の駐車場を出て港沿いを少し歩くと、かから丸の乗り場が見えてきます。乗車券は乗船後に購入するスタイル。呼子大橋や加部島を横目に、海面がきらめく約17分の船旅を楽しんだら、あっという間に加唐島へ到着です。下船するとすぐ目の前には、のどかな漁村の風景が広がります。フェリー乗り場の休憩所ではたくさんの猫たちがお出迎えをしてくれます。

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移動
徒歩 約5分
02

 11:25 加唐島カフェでランチ

フェリー乗り場のすぐ近くの階段を上って行くと、島唯一のカフェ「Selfish 加唐島Café」があります。地元産の椿油を使った島椿ピザや、朝獲れの魚を使ったフィッシュアンドチップス、フィッシュバーガーなど、島の恵みを味わえるメニューが揃います(訪問時は店長が不在だったため、提供のないメニューも。最新情報は公式Instagramをチェック)。景色を眺めながらのんびり過ごす最高の時間です。

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移動
徒歩
03

12:20 百済武寧王記念碑

カフェから徒歩すぐの場所に立つのが、百済(くだら)第25代・武寧王(ぶねいおう)の生誕地を記す記念碑です。『日本書紀』には、百済の王族一行が加唐島(各羅嶋)に立ち寄った際に王子が生まれたという記述があり、これが後の武寧王であると伝えられています。平成18年、日韓交流のシンボルとして建立されたこの碑は、今も6月には「武寧王生誕祭」が行われ、韓国・公州市からも大勢の人が訪れるのだそうです。

移動
徒歩
04

 12:30 オビヤ浦

記念碑から少し歩いて坂を下ると、武寧王が生まれたと伝わる浜・オビヤ浦へ。案内板の先、階段を下りていくとたどり着きます。石碑が建つ以前は、地元住民が手作りの木製の碑を建てていたという逸話も残っており、島の人々が伝承を大切に守り続けてきたことが伝わってくる場所でした。

移動
徒歩
05

 13:10 ろうぎ観音

オビヤ浦から尾根道を歩くこと約40分、次に現れるのが「ろうぎ観音」です。由来を記した看板によると、200〜300年前、島の人々は伝馬船(てんません)の櫓(ろ)を漕ぐ際の支えとなる木を「櫓木(ろうぎ)」と呼んでいたそう。対岸に見える天然岩が、その櫓木と観音様の姿に似ていたことから、いつしか「ろうぎ観音」と呼ばれるようになったといいます。素朴でありながら、島の暮らしの記憶が刻まれた名前です。

移動
徒歩
06

 13:50 カリオ岬

さらに道を進むと、白く切り立った崖が広がるカリオ岬へ到着。玄界灘を一望できるこのスポットでは、崖の先に腰を下ろしてひと休み。沖をゆっくりと進む船を眺めながら、日常を忘れてぼんやり海を見つめる贅沢な時間を過ごせます。

移動
徒歩
07

 14:20 小崎鼻

コースの終盤に訪れたのは、小崎鼻です。細い稜線が海へ向かって突き出しており、両側に海が広がる細い道をそろりそろりと進みます。振り返れば島影、正面には玄界灘の水平線。歩いてたどり着いた者だけが味わえる景色です。

移動
徒歩
08

 16:00 港に戻り、出港へ

オビヤ浦から小崎鼻まで1時間を越えるルートだったため、初心者には少しハードなハイキング。しかし、カリオ岬や小崎鼻からの景色は一見の価値あり。その後は、余裕を持って港へ戻り、16:30発のかから丸で呼子港へ。

TRIP END

今回訪れた9月中旬は椿の季節には少し早く、真っ赤な花畑は見られませんでしたが、それを差し引いても大満足の島旅でした。港に着いた瞬間から迎えてくれる猫たち、武寧王の伝説が息づく記念碑、素朴な名前の由来を教えてくれる「ろうぎ観音」、そして歩くたびに広がる玄界灘の絶景――半日とは思えないほど盛りだくさんの発見がありました。

次は椿が満開になる2〜3月に、また「かから丸」に乗り込みたいと思います。加唐島に行く人は、ぜひ歩きやすい靴で挑んでみてください!

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