2018年に世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。
“春日集落と安満岳”は“中江ノ島”とともに、「平戸の聖地と集落」として、12の構成資産のひとつになっています。
ここ春日集落は、16世紀の禁教の時代から続く独自の信仰の歴史や、当時の景観が変わらず息づいています。
春日集落案内所「かたりな」を起点に、集落や棚田の美しい風景、春日集落と深い関わりを持つ安満岳についても紹介していきます。
春日集落と安満岳の概要
長崎県平戸島の西岸、生月島とを繋ぐ生月大橋の手前に位置する春日集落。海から山へと続く斜面には美しい棚田が広がり、16世紀当時とほとんど変わらない里山の風景が残されています。
この地域は、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつ。江戸幕府から本格的に禁教令が出され、解禁されるまでの約250年もの間、春日集落の人々もひっそりと信仰を続けていました。キリスト教が伝来するより昔から信仰されていた、安満岳などを拝むことで仏教徒や神道の氏子を装いながら、独自のスタイルで信仰を続けていたそうです。
春日集落の魅力は歴史的な背景だけではありません。山の斜面に築かれた棚田や石垣、集落に寄り添う自然など、16世紀当時とほとんど変わらない里山の風景が残されています。そこで暮らしてきた人々の営みが美しい景観を形作っているのです。
春日集落の周り方
集落の物語に触れる「かたりな」
ここでは隠れキリシタンや集落の歴史などを知ることができます。集落の住民が語り部として常駐しており、丁寧な説明やおもてなしもしてくれました。風景を楽しむだけでなく、歴史や背景を知っているとより深く味わうことができます。散策の前に立ち寄ることをおすすめします。
信仰の歴史が息づく春日集落
春日集落全体が世界遺産の構成資産となっています。現在では数住人ほどの住民が暮らしており、集落や信仰の歴史を後世に伝えてくれています。「かたりな」では、1時間500円で電動アシスト付き自転車のレンタルも可能。車ではなかなか行くことのできない路地や田舎道をゆっくりと見て回るのもおすすめです。
人々の営みが守ってきた棚田
「かたりな」で棚田が綺麗に見えるスポットを案内していただきました。車で5分ほど移動すると「丸尾山」という小高い丘のような場所に到着します。頂上まで少し歩くことになりますが、キリシタン墓地や美しい棚田が海まで続いている風景を見ることができます。
信仰の歴史が残る安満岳
古くから信仰の対象とされ、春日集落とも深い関わりを持つ安満岳。丸尾山からも少しだけ顔を出している様子を見ることができます。実際に登ってきた様子は別記事で詳しく紹介しています。
安満岳の記事を読むあわせて訪れたい関連スポット
当サイト「日本の島旅」をご覧いただき、誠にありがとうございます。
「日本の島旅」では、実際に島へ足を運び、得られた日本全国の島情報、島旅道具など島を旅するために役立つ情報を紹介しています。
長崎県を拠点にしている“島旅好き”の運営者が実際に足を運び、ガイドブックだけでは分からない、その島で実際に感じたことや、旅をする中で気づいたことも大切にしながら、島の魅力を発信しています。
このサイトの記事が、これから島を訪れる方の旅先選びや、旅の計画を立てる際の参考になれば嬉しく思います。
ぜひ気になる島の記事を見つけて、次の旅のきっかけにしてみてください。
コメント